オトシブミ(落とし文)
2010/05/11
港区のお客様からバラをお預かりしていて、
細心の注意を払いながら、成長を見守っています。
お客様がご自分で育てているバラ達は、
どうやら、うどん粉病と、GWの留守で水不足になり、
かなりダメージが出ているとの知らせがありましたが、
こちらのバラ達は順調です。
しかし、昨日、見つけました!
オトシブミです!
変な名前ですよね。
昔、ラブレターを手渡し出来ない時代に、
手紙をわざと相手に気づかれるように落とすのを
落とし文というそうです。
虫のある習性がまさに、落とし文なので、
そのまま、虫の名前になりました。
それは、葉をとても上手に筒状にたたんで、
中に卵をうみつける習性です。
これです↓↓↓
(画像)
これです!
ニャンコに手伝ってもらいました☆
びっくりするほどきちんと折りたたんであります。
私は春巻きに似ていると思いました。
調べたところ、これを作るのに2時間位はかかるそうです。
小さな虫が頑張ったのでしょう。
この筒をあけてみましたよ。
中はどうなっているのでしょうか〜。
(画像)
開けてみました
小さすぎてわからないと思いますが、
葉の先端に穴があります。
これが卵を産みつける時にあけた穴で、
写真では見えないかもしれませんが(>_<)
穴の手前に黄色い卵が1個あります。
そうです、これはオトシブミの赤ちゃんのための
ゆりかごだったのです。
このゆりかご、開かないように、いろんな工夫がされているそうです。
母の愛、素晴らしいです☆
ちなみに、オスはこのゆりかご作り、全く協力しないそうです。
小さな虫なのに、すごい行動をするのですね☆