バラ
2008/10/24
最近、バラの剪定のご依頼が増えてきました。
ちょっと早いのですが、ちょうどホームセンターにバラの大苗が売っていたので購入しました。
今回購入したバラに絡めてバラについてちょっとご紹介します。
お店に売っているバラの苗には、大苗、新苗、鉢植え苗があります。
大苗は当年の冬に接ぎ木をして、春から秋にかけて畑で育てたものを掘り上げた苗のことです。
店頭ではロングポットや鉢などに仮植された状態で流通しています。
ロングポットが使用されるのは、輸送コストを削減するためです。
畑である程度枝が生長(植物学では成長ではなく生長と表記します)し、
その根の大きさに合った鉢に入れて出荷するとなると、
それこそ8号鉢位の大きな鉢になります。そうなると、輸送コストがかかります。
かといって、3号鉢位の小さな鉢にするわけにはいきませんよね。
そこでロングポットが使用されるのです。
(画像)
ロングポット
今回購入した苗は、直径が10.5mm(3.5号鉢)、高さ23cmのロングポットに入っていました。
このロングポットで売られている苗はコスト削減のために、
無理矢理小さな鉢に植えられている場合が多いです。
バラの苗が高値になってしまうことを考えると、致し方ないですけどね〜。
わかりにくいですが、下の写真が今回購入した苗です。
購入時の様子
ポットから出した根の様子です。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
根
ポットの大きさに合わせて根がざっくりと切られています。ちょっと痛々しいですね。
このままでは水切れを起こしやすく、これ以上の生育が望めない可能性があります。
そのため生育を順調にするには、購入後すぐに「鉢増し」の作業が必要になります。
下の写真は「鉢増し」した様子です。
(画像)
鉢増し
8号の駄温鉢に植えました。
ちょっと時期的に早いのですが枝も混んでいたので良さそうな枝を3本残し、
枝先も芽の位置を確認しながら少し切り詰めました。
バラの土には有機物を多めに投入して栽培するのがよく、
有機物の多い土で栽培されたバラは健全に育ち、病気にも抵抗力があります。
土が少量で済むのならば、市販のバラ専用用土を使用しても良いと思いますが、
ちょっと値段が高いですよね。
なので、私は、いつも赤玉土に完全熟成牛糞堆肥を7:3から6:4位の割合で
混ぜて使用しています。
さあ、これで春には元気な株になっていることでしょう。
楽しみです (´∀`)
いつになくまじめなブログになってしまいました。
新苗、鉢植え苗についてもご紹介しようと思いましたが、
もう頭が疲れたのでまた今度にします。 ()´д`() ふぅ・・・。